令和7年 秋彼岸法会修行

 令和7年9月23日 秋分の日 午前11時より、龍泉寺本堂において恒例の秋彼岸法会が行われました。6月頃より続いた連日の猛暑も一段落し、穏やかな天気の下で檀家の皆様がご参加されました。

 始めに住職より参加者へお浄めの洒水加持が行われ、続いて全ての亡くなった仏さまをご供養するための読経が行われました。また法会中程で、般若心経を参詣者の皆様と唱和しました。

 法会の後、住職から「恩に報いる」と題した法話が行われました。今年は戦後80年に当たり、当時はお寺のある生麦からもたくさんの方々出征されました。そうした方々の平和への願いの下、今の私たちの毎日の暮らしがあること、また宗祖弘法大師が、師匠恵果和尚の願いを引き継ぎ、1200年もの間、人々の幸せを祈って和歌山県・高野山で入定されていることが紹介され、そうした方々の恩に報い、私たちが未来を受け継ぐ人々になにを残していけるのかという話がなされました。

 その後、秋田・角館の味噌と、高野山の胡麻豆腐がお供物として配られて終了となりました。

生麦山 龍泉寺

「身は華とともに落ちぬれども、心は香りとともに飛ぶ。」 弘法大師のことばです。仏さまのもとからこの世に生まれ、また仏さまのもとへと、いつか旅立って行く私たち。身体はなくなってしまっても、幸せを願う想いは、いつまでも心から心へと受け継ぐことができるのです…。生麦山龍泉寺は横浜・鶴見の高野山真言宗のお寺です。