おみくじ

当山では行っていませんが、だれもがお参りする東京・下町の大きなお寺でおみくじを引くと「凶」が良くでるといわれているそうです。

取材された方がそのお寺の担当の方に伺うと、「凶30%」「大吉17%」「吉35%」「半吉5%」「小吉4%」「末小吉3%」「末吉6%」の割合を江戸時代から変えていないそうです。…しかし「凶」の割合が多いですね!3割とは。

そのお寺の方がおっしゃるには、「おみくじは本尊さまに相談すること、お聞きするものです。例えば何か悩まれているときに、相談するために尋ねながら引くものです。そこでもし凶だったら、だめだと落ち込むのではなく、ただ、今はやめておきなさいという佛さまの声と受け止めれば良いのです。」

「また、運勢全般を聞いた時に凶が出たときは、これ以上悪くはならない、ここから良くなるよということです。1回のお参りでおみくじは1回だけ引いて下さい。」

ものごとは受け止め方で、落ち込む原因にもなれば、運気上昇の新たなきっかけにもなります。新たなスタートの季節。皆で前を向いて進んでいきましょう。(良光)


龍泉寺の境内は、春の花々が美しく咲いています。

ドウダンツツジ

ヤエツバキ

ヒメリンゴ

生麦山 龍泉寺

「身は華とともに落ちぬれども、心は香りとともに飛ぶ。」 弘法大師のことばです。仏さまのもとからこの世に生まれ、また仏さまのもとへと、いつか旅立って行く私たち。身体はなくなってしまっても、幸せを願う想いは、いつまでも心から心へと受け継ぐことができるのです…。生麦山龍泉寺は横浜・鶴見の高野山真言宗のお寺です。